第9回の共同制作は第8回に引き続き、ATSFの本番撮影(第7回共同制作)に参加したメイクアップアーティストのMarino Kimura氏と”none Session”とのコラボレーションである。
今回もKimura氏とともにシチュエーションやライティングを検討。場所は渋谷某ホテルのスイートルーム。スタジオでは撮ることのできない、背景を持った写真をつくりたいという意図である。限られた時間であったが、その中でできる限りのセッティングを行った。
その結果、普段のHOMMA氏の写真からは考えることのできない、光を回さない硬いライティングとなったのだが、個人的には過去最高の写真をつくることができたと考えている。逆に言えば、HOMMA氏の特色である逆光・フレアで光を回すライティングは不安定要素が多く、ライティングで主題を明確にさせる難易度が格段に高いということだ。
Model : Airi Wada, Mayuko Mori
Photograph : Yusuke HOMMA Retouch : Takaaki Yoshida Make-up : Marino Kimura
Model : Mayuko Mori Photograph : Yusuke HOMMA Retouch : Takaaki Yoshida Make-up : Marino Kimura
Model : Airi Wada Photograph : Yusuke HOMMA Retouch : Takaaki Yoshida Make-up : Marino Kimura
Model : Mayuko Mori Photograph : Yusuke HOMMA Retouch : Takaaki Yoshida Make-up : Marino Kimura
Making photo : Takaaki Yoshida
この日も常に笑いの絶えない華やかな現場で、さらに納得のいく画を得ることができた。
今回のライティングは明快であるため、現像前後で大幅に変える必要もなく、味付け程度のトーニングという感じである。
いつものように私はメイキング撮影を行い、前回以上にたくさんのいいショットを得ることができたのだが、HOMMA氏の計らいでセッティングの合間にメイキングカメラでストロボ撮影を行った。この上がりがまた良く、自らシャッターを切ることの高揚感を久々に感じることができた。その写真はこちらで公開している。
Model : Airi Wada Photograph, Retouch : Takaaki Yoshida