HOMMA氏が求める画

 私がそんなことをいろいろと考えている間も、HOMMA氏は精力的にストリートのファッションスナップを行い、自らが得たい画とは何かを追求していた。その結果出た答えは「逆光・フレア・ハイキー」であった。

 フレアが出るような逆光写真は、教科書的に言えばNGなのかもしれない。しかしHOMMA氏は、それが最も自分にとってテンションの上がる、好きな写真だと断言する。

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2012.5.1

 私もそれに納得し、逆光・フレア・ハイキーで、かつ綺麗で透明感があり、女性の儚さを感じさせ、時には愛しささえも感じさせるような色づくりを目指そうと考えたのだ。
 逆光写真は顔に影が落ち、汚い感じになってしまうことが多い。また現像でも工夫がないとただの失敗写真にも見えかねない。そういう難しさを伴うHOMMA氏の作風も、フォトレタッチャーが組むには絶好の条件であると感じた。

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